
マインドマップのおすすめを教えて



こういった疑問に答えます。
マインドマップツールのおすすめを5つ紹介します。
選び方や活用時の注意点も解説してますので、ぜひご覧ください。
なかでも私のおすすめは Xmind と EdawMind です。
その2つを比較すると、無料で使うなら好みで決めればよいかと。
有料で使うならEdrawMindのほうがおすすめ。安いし、オフライン・オンライン(クラウド保存)の両方できるので。
おすすめマインドマップの比較表
今回紹介するマインドマップを比較しました。
Win | Mac | スマホ アプリ | タイプ | 無料板 | 有料版 | |
---|---|---|---|---|---|---|
EdrawMind | ◯ | ◯ | ◯ | インストール /オンライン | ◯ マインドマップの数は制限なし。 1つのマインドマップで作成できる ノード(枝)の数は100個まで | ・サブスク (5,900円/年) ・買い切り (12,900円) |
Xmind | ◯ | ◯ | ◯ | インストール | ◯ マインドマップの数も、 1つのマインドマップで作成できる ノード(枝)数も制限なし | サブスク (9,897円/年) |
MindMeister | ◯ | ◯ | ◯ | オンライン | ◯ マインドマップは3つまで | サブスク (800円/月) ※9600円/年 |
MindNode | x | ◯ | ◯ | インストール | ◯ | サブスク (25ドル/年) ※3725円/年 |
FreeMind | ◯ | x | x | インストール | ◯ | x |
上記の中でも、特におすすめはEdrawMindとXmindです。どちらも無料版で十分な機能を備えているから。
EdrawMindとXmindのどちらにするかの判断基準は、「1つのマインドマップで作成できるノードの数が100個以内で問題ないならEdrawMindにする。100個だと足りないならXmindにする」がよいかと。
おすすめマインドマップ1: EdrawMind


EdrawMindは、プロフェッショナル向けに設計されたマインドマップソフトで、豊富なテンプレートが揃っているのが特徴です。
多彩なマップスタイルや図表、フローチャートなど、あらゆる用途に対応するテンプレートが用意されており、視覚的に魅力的なマインドマップを簡単に作成することができます。
ビジネス用途だけでなく、教育や個人的なプロジェクトでも活用できる柔軟な機能が魅力です。
カスタマイズ性が高く、マップのデザインやフォーマットを自由に変更できるので、独自のスタイルを追求したい方に向いています。特に、複雑な情報を整理したり、プレゼンテーション資料として使う場合に非常に役立ちます。
また、EdrawMindは他のオフィスソフトとも連携でき、作成したマインドマップをWordやPDF形式で簡単にエクスポートできるため、外部との共有もスムーズです。幅広いフォーマット対応は、ビジネスでの利便性を高めてくれます。
EdrawMindのおすすめ理由
- 豊富なテンプレートが揃っているため、初心者でも簡単にプロフェッショナルなマインドマップが作成できる
- 多彩なマップスタイルやフローチャートなど、さまざまな用途に対応したデザインが可能
- カスタマイズ性が高いため、デザインやフォーマットを自由に変更でき、自分のスタイルを反映できる
- ビジネスや教育にも対応し、複雑な情報を整理しやすい
- 他のオフィスソフトとの連携が可能で、WordやPDF形式でのエクスポートが簡単
- マルチプラットフォーム対応(Windows、Mac、Linuxなど)で、さまざまな環境で利用できる
- 有料版はサブスクと買い切りの2つの選択肢がある
- 有料版はXmindやMindMeisterに比べて安い。約7割の値段
- 買い切りは割引で購入できる(購入画面でメールを入力したところで止めて数日待つと割引のメールがくる)
- PCはインストールして使うのでオフラインで作業できる。クラウド保存もできる
EdrawMindのデメリット
- 無料版だと1つのマインドマップで作成できるノード(枝)の数は100個まで
EdrawMindのマインドマップイメージ


EdrawMindの使い方
詳しくは以下の記事をご覧ください。


おすすめマインドマップ2: Xmind


Xmindは、その高度な構造化とカスタマイズオプションの豊富さで人気があります。
フローチャートや組織図など、複雑な情報を視覚的に整理するための多様なテンプレートを提供しています。
Xmindは、思考の整理だけでなく、アイデアの発展にも寄与するツールとして、多くのプロフェッショナルや学生に支持されています。
Xmindのおすすめ理由
- 高度な構造化: 複雑なアイデアも綺麗に整理できる多彩な構造化ツールを提供しています。フローチャートや組織図も作成可能で、思考の整理に役立ちます。
- 豊富なカスタマイズオプション: 豊富なテーマやテンプレートを利用でき、アイデアを個性的かつ視覚的に表現できます。
- 無料版でも、マインドマップの数やノード(枝)の数などが無制限に使える
Xmindのデメリット
- 起動が遅い: 起動するまでの時間が長いです。
- Xmind 8 はPC(Mac)の操作性がいまいち:Xmind8 だとMacの場合、マウスで画面をつかんで表示位置を微調整するのができない。ただし最新の Xmind 2023ではこの問題は解決されました。
- オンライン(クラウド保存)は用意されてない。クラウド保存するには自分でやるしかない。Dropboxとかicloudとかに。
Xmindのマインドマップイメージ


Xmindの使い方
詳しくは以下の記事をご覧ください


おすすめマインドマップ3: MindMeister


MindMeisterは、直感的なユーザーインターフェースと強力なコラボレーション機能で知られています。
リアルタイムでの共同作業や、アイデアを色やテーマでカスタマイズすることが可能です。
また、プロジェクト管理やプレゼンテーションの作成にも対応しており、ビジネスや教育の現場での利用に適しています。モバイルアプリの提供もあり、どこからでもアクセスできる利便性が魅力です。
おすすめではありますが、無料版ではマインドマップを3つしか作れないので、基本は有料版で使うものと考えてください。
MindMeisterのおすすめ理由
- 直感的な操作性: MindMeisterは使いやすさを最大限に考慮して設計されており、直感的なインターフェースで誰でも簡単にマインドマップを作成できます。
- 協働機能: チームでの協働に優れており、リアルタイムでの共同編集が可能です。これにより、チームミーティングやプロジェクト計画の際に活躍します。
- オンライン作業(クラウド保存)できる
MindMeisterのデメリット
- 有料版への誘導: 有料版に誘導するメッセージが頻繁にでてくるのでウザい。
- 無料版の制限: 無料版だとマインドマップを3つまでしか作れない。なので基本は有料版を使うと考えてください
- 毎月の支払いが必要:有料版だと毎月の支払いが必要。
- 有料版は料金が高め:EdrawMindの有料版に比べると料金が高め
- ノード(枝)にフォーカスを当てると、そのうえに小さいメニューが表示されるのがジャマ(下図の赤矢印。EdrawMindは非表示にできる)


MindMeisterのマインドマップイメージ


おすすめマインドマップ4: MindNode


MindNodeは、美しいデザインと使いやすさで注目されるiOS向けのマインドマップツールです。
視覚的に魅力的なマインドマップの作成が可能で、アイデアを自然に流れるように整理できます。
また、iCloud経由での同期機能も備えており、異なるデバイス間でスムーズに作業を続けることができます。
MindNodeのおすすめ理由
- 美しいデザイン: MindNodeはデザインに非常に力を入れており、美しいマインドマップを作成できます。アイデアを視覚的に魅力的に整理したい方におすすめです。
- 使いやすさ: iOSデバイスとの連携がスムーズで、どこでも簡単にアイデアを記録・整理できます。
MindNodeのデメリット
- Windowsでは使えない
MindNodeのマインドマップイメージ


おすすめマインドマップ5: FreeMind


FreeMindは、オープンソースで提供されているマインドマップツールです。
このFreeMindはWindows向けです。
正確にいうと、Mac板も提供されてますが、不具合が多いのでおすすめしません。
その最大の魅力は、コストをかけずに利用できる点にあります。
基本的なマインドマップ作成機能を備えているため、シンプルで使いやすいと評価されています。初心者から上級者まで、幅広いユーザーに適しています。
FreeMindのおすすめ理由
- 無料で利用可能: 完全無料で利用できることが最大の魅力です。コストをかけずにマインドマップソフトを始めたい方に最適です。
- シンプルながら強力: 基本的な機能に絞られているため、初心者でも扱いやすいですが、その機能は非常に強力です。
FreeMindのデメリット
- Macでは使えない
FreeMindのマインドマップイメージ


参考: Coggle


TOP5には入れませんでしたが、参考としてCoggleを紹介します。
Coggleは、使いやすさと共有機能の簡単さで知られるオンラインマインドマップツールです。
単純ながらも直感的な操作性を持ち、リンク一つでアイデアを共有できるため、チームプロジェクトや教育現場での利用に最適です。
色鮮やかで理解しやすいマインドマップを簡単に作成できます。
Coggleのおすすめ理由
- 単純明快な共有機能: Coggleはマインドマップの共有が非常に簡単で、URL一つで他の人とアイデアを共有できます。教育用途やチームプロジェクトに最適です。
- カラフル: カラフルなマインドマップを簡単に作成できます。
- ツリー形状のカスタム性: マインドマップの枝の位置をドラッグ&ドロップで自由に変更できます
- アクセス性: オンライン型なのでネットにつなっていればどのデバイスでもいつでもデータにアクセスできます
Coggleのデメリット
- 操作がわかりづらい: ツリーを増やしたりの操作性が他のマインドマップとは異なり使いにくい
- 無料プランの制限: プランではプライベート(非公開)のマインドマップが3つまでしか作成できない制限があります(公開して問題なければ無制限で作成可能です)
- スマホアプリが日本語非対応: スマホアプリ版もありますが現状、日本語に対応していません。
Coggleのマインドマップイメージ


マインドマップツールを使うメリット
マインドマップツールを活用することで、思考の整理やアイデアの発散が容易になります。
これは、視覚的に情報を整理できるため、複雑な情報やアイデアも理解しやすくなります。
マインドマップは、中心から放射状にキーワードやアイデアを展開していく構造をしているため、思考の流れを自然と追いやすく、関連性も一目で把握できます。
プロジェクトの計画立案やブレインストーミングの際に、マインドマップツールを使うと、効率的に情報を整理し、チーム内でのコミュニケーションもスムーズになります。
具体的には、プロジェクトの目標やタスク、それらの関係性を視覚化することで、プロジェクトの全体像が明確になり、チームメンバーが同じ方向を向いて進めるようになります。
また、マインドマップを共有することで、アイデアやフィードバックの交換が活発になり、より良いアイディアへと繋がりやすくなります。
マインドマップツールは、デジタル化された情報管理の利点を生かし、手書きでは難しい大量の情報の追加や修正、再配置が簡単にできます。
さらに、クラウド上での共有や協働作業が可能なツールも多く、時間や場所を選ばずにアクセスできるため、フレキシブルな作業環境を実現します。
このように、マインドマップツールは、アイデアの整理や共有、プロジェクト管理を効果的にサポートし、個人やチームの生産性を向上させるメリットがあります。
マインドマップツールの活用法
マインドマップツールの活用方法は多岐にわたりますが、特に効果的なのは、アイデア生成、情報整理、計画立案の3つの分野です。
- アイデア生成
- 情報整理
- 計画立案
アイデア生成では、無限に広がる思考を視覚的に捉えることで、新たな発見や連想が促されます。
情報整理では、複雑なデータや概念をカテゴライズし、重要な情報を際立たせることができます。
計画立案では、目標達成のためのステップを明確にし、リソースの割り当てやスケジューリングを効率的に行えます。
マインドマップを用いたノートテイキングは、授業や会議の内容を整理しやすくするだけでなく、記憶にも残りやすいです。
重要なポイントを中心に展開し、その周りに関連する情報を配置することで、情報の関連性が視覚的に理解しやすくなり、復習時にも効果的です。
また、プレゼンテーションの準備にマインドマップを使うと、話の流れを論理的に組み立てやすくなり、聴衆にも内容が伝わりやすくなります。
プロジェクト管理におけるマインドマップの利用は、タスクの可視化により、プロジェクトの進捗状況が一目でわかるようになるため、チームメンバー間での認識の齟齬を減らし、効率的な進行を促進します。
さらに、リスク管理やステークホルダー管理にも役立ち、プロジェクトの成功確率を高めることができます。
このように、マインドマップツールは、個人の学習や情報整理から、チームでのプロジェクト管理まで、幅広い活用法があります。
マインドマップツールの選び方
マインドマップツールを選ぶ際には、用途、機能性、使いやすさ、価格の4つの要素を考慮することが重要です。
- 用途
- 機能性
- 使いやすさ
- 価格
用途に応じて、個人用途に特化したものから、ビジネス向けに開発されたものまで様々なツールがあります。
機能性に関しては、基本的なマインドマッピング機能に加え、リアルタイムでの共同編集やプレゼンテーションモードなど、目的に合った機能が備わっているかを確認します。
使いやすさは、直感的な操作が可能か、視覚的なカスタマイズ性が高いかなど、ユーザーインターフェースの質が決め手になります。
また、クラウドサービスとしてのアクセス性や、他のアプリケーションとの連携機能も重要な判断基準です。
価格については、無料版で十分な機能が提供されているか、あるいは有料版で求める機能が手に入るかを考慮し、予算に合った選択をすることが大切です。
実際に複数のマインドマップツールを試用し、直感的に使いやすいもの、必要な機能を備えているかを確認することが推奨されます。
ユーザーレビューや評価を参考にすることも有効で、実際に使用した人の意見から、そのツールのメリットやデメリットを把握することができます。
このように、マインドマップツールの選び方には、自身のニーズに合わせた慎重な検討が求められます。
マインドマップツールを活用する際の注意点
マインドマップツールを活用する際には、いくつかの注意点があります。
- 情報を詰め込み過ぎない
- 始めから完璧を求めすぎない
- セキュリティ対策をする
注意点1: 情報を詰め込み過ぎない
まず、マインドマップはアイデアや情報の整理ツールであるため、情報を過剰に詰め込むと、本来の目的である「整理」と「視覚化」が損なわれます。
適切な情報の選別と要約が、マインドマップを有効に使う上での鍵となります。
注意点2: 始めから完璧を求めすぎない
また、マインドマップの作成に当たっては、始めから完璧を求めすぎないことが大切です。
マインドマップは柔軟に変更可能なツールであり、アイデアの追加や構造の変更が容易にできます。試行錯誤を重ねながら、最適な形を見つける過程を楽しむことが重要です。
注意点3: セキュリティ対策をする
最後に、デジタルツールを使う際は、セキュリティ対策も忘れてはなりません。
クラウドサービスを利用する場合には、サービス提供者のセキュリティポリシーを確認し、個人情報や重要なデータの扱いに十分注意する必要があります。
このように、マインドマップツールを活用する際には、その利点を最大限に生かしつつ、適切な使用方法と注意点を心掛けることが求められます。