「このWebサイトのデザインが素敵だから、同じ色を使いたい!」と思ったことはありませんか?
しかし、目視で色を判断すると微妙な誤差が生じ、正確な再現が難しいものです。
Webデザイナーや開発者にとって、Webサイトの色コードを調べるスキルは非常に役立ちます。
ブラウザの開発ツールやChrome拡張機能、オンラインツールを使えば、簡単に色コードを取得することができます。
本記事では、Webサイトで使用されている色を調べる方法を詳しく解説します。
色コードを正確に特定し、デザインに活かす方法を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
私はChrome拡張機能のColorPick Eyedropperを使っています
Webサイトの色コードを調べる方法とは?
Webサイトのデザインを参考にしたいとき、使用されている色のコードを知りたいと考えることがあるでしょう。
ここでは、Webサイトの色コードを調べる理由やメリットについて解説します。
Webサイトの色コードを調べる理由
- デザインを統一するため
Webサイトの色はブランディングやユーザー体験に影響を与えるため、統一感のあるデザインが重要です。特定のサイトと同じ雰囲気を再現したい場合、色コードを知ることが役立ちます。 - 配色のインスピレーションを得るため
優れたWebサイトのカラーパレットは、デザインの参考になります。特に、洗練された色使いのサイトから学ぶことで、デザインスキルを向上させることができます。 - クライアントの要望に応えるため
Webデザインの仕事をする際、「このサイトのような色合いにしたい」といった依頼を受けることがあります。正確に色を再現するためにも、色コードを調べるスキルは重要です。
Webサイトの色コードを知るメリット
- 正確なカラーパレットを作成できる
目視で色を判断すると誤差が生じますが、色コードを取得すれば正確な色を再現できます。 - デザインやコーディングがスムーズになる
CSSやデザインツールで正確な色を指定できるため、デザイン作業の効率が向上します。 - トレンドの色使いを学べる
人気のWebサイトの色を調べることで、最新のデザイントレンドを把握できます。
Webサイトの色コードを調べる基本的な方法
Webサイトの色コードを取得する方法はいくつかあります。ここでは、代表的な方法を紹介します。
- ブラウザの開発ツールを使って調べる方法
- スクリーンショットを使って色コードを取得する方法
- Chrome拡張機能を活用する方法
- オンラインツールを使う方法
- スマホでWebサイトの色コードを調べる方法
順に見ていきましょう。
ブラウザの開発ツールを使って調べる方法
Google ChromeやFirefoxには、開発者向けの「検証ツール(DevTools)」が用意されています。これを使えば、サイトのHTMLやCSSを解析し、色コードを取得できます。
手順:
- Webサイトを開き、調べたい色の要素の上で右クリックする。
- 「検証(Inspect)」を選択し、開発ツールを起動する。
- 「Styles」タブを開き、
colorやbackground-colorの値を確認する。
この方法は、CSSで指定されている色を正確に取得できるため、最も手軽で確実な方法です。
Chromeの検証ツールは以下も参考にどうぞ。
スクリーンショットを使って色コードを取得する方法
スクリーンショットを撮影し、画像編集ツールを使って色を抽出する方法もあります。
手順:
- 調べたいWebサイトのスクリーンショットを撮る。
- PhotoshopやGIMPなどの画像編集ソフトを開く。
- 「スポイトツール」を使って色を抽出する。
この方法は、背景画像などCSSで指定されていない色を調べるのに便利です。
Chrome拡張機能を活用する方法
Google Chromeには、色コードを簡単に調べられる拡張機能が多数あります。
おすすめの拡張機能:
- ColorZilla(スポイトツールで画面上の色を取得)
- Eye Dropper(ワンクリックで色コードを確認)
- ColorPick Eyedropper(簡単な操作でブラウザ上の色を取得)
拡張機能をインストールするだけで、簡単に色コードを取得できるため、デザイナーに人気の方法です。
上記の拡張機能のうち、私が使っているColorPick Eyedropperの使い方を紹介します。
ColorPick Eyedropperの使い方
- Google Chromeを起動します。
- ColorPick Eyedropperの拡張機能を開きます。
- [Chromeに追加]をクリックします。
- [ColorPick Eyedropperを追加しますか]画面が表示されます。
- [拡張機能を追加]をクリックします。
- 画面右上に[ColorPick Eyedropper]のアイコンが表示されます
カラーコードを調べる方法




オンラインツールを使う方法
オンラインのカラーピッカーを使えば、URLを入力するだけで使用されている色を解析できます。
おすすめのオンラインツール:
- HTML Color Codes(URLを入力して色を抽出)
- Image Color Picker(画像をアップロードして色を取得)
特別なソフトが不要で手軽に使える点が魅力です。
スマホでWebサイトの色コードを調べる方法
スマホからでも色コードを調べることができます。
おすすめアプリ:
- Adobe Capture(カメラで色をスキャン)
- Color Picker for Android(画面上の色を抽出)
外出先でも手軽に使えるため、スマホユーザーにおすすめです。
Webサイトで使用している色を正確に特定するテクニック
透過要素や背景の色を取得する方法
透過要素(opacityやrgbaが指定された要素)を調べるには、開発ツールを使って直接コードを確認するのが確実です。
グラデーションや影の色を分析するコツ
CSSでは、linear-gradientやbox-shadowを使ってグラデーションや影を指定できます。開発ツールで該当のスタイルを確認すると、正確な色コードが取得できます。
画像内の色コードを抽出する方法
スクリーンショットを撮影し、カラーピッカーを使って画像の特定部分の色を取得することで、Webサイトに埋め込まれた画像の色コードも確認できます。
色コードを活用する際のポイントと注意点
色コードの表記形式(HEX・RGB・HSL)の違い
- HEX(#RRGGBB):最も一般的な形式で、Webデザインでよく使われる。
- RGB(rgb(255, 0, 0)):デジタルディスプレイ向けの表記形式。
- HSL(hsl(0, 100%, 50%)):色相、彩度、輝度で指定する形式で、色の調整がしやすい。
デザインに応じた適切なカラーパレットの選び方
取得した色コードを元に、配色ルール(補色・類似色・モノクロームなど)を考慮して適切なカラーパレットを作成しましょう。
取得した色をデザインやコーディングに活かす方法
色コードをCSSやデザインツール(Figma・Adobe XD)に反映させ、統一感のあるデザインを実現します。
まとめ|Webサイトの色コードを調べてデザインに活かそう
Webサイトの色コードを調べることで、デザインの統一感を保ち、プロジェクトの質を向上させることができます。
今回紹介した方法を活用し、目的に応じた最適な方法で色コードを取得しましょう。
この記事のポイントまとめ:
- Webサイトの色コードを調べる理由:デザインの統一や配色の参考に役立つ
- 開発ツールの活用:ブラウザの「検証」機能で簡単に色を確認できる
- スクリーンショットを使う方法:画像編集ツールのスポイト機能で色を抽出可能
- Chrome拡張機能の活用:ColorZilla、Eye Dropper、ColorPick Eyedropperなどを利用すると便利
- オンラインツールの利用:HTML Color CodesやImage Color Pickerを活用
- スマホアプリの活用:Adobe CaptureやColor Picker for Androidで手軽に取得
- 色の正確な特定方法:透過要素・グラデーション・画像内の色も解析可能
- 活用のポイント:HEX・RGB・HSLの違いを理解し、適切なカラーパレットを選定
