パワーポイントのプレゼンモードで次のスライドの表示(発表者ツール)をオフする設定手順

悩んでる人

パワポのプレゼンモードで次のスライドが表示されるのをオフにしたい。設定を教えて。

hideharu

こういった疑問に答えます。

パワーポイントのプレゼンモードを使うと、発表者用の画面に「次のスライド」が自動的に表示されることがあります。

こんな画面▼

これは便利な機能ですが、状況によっては不要と感じることもあるでしょう。

「次のスライド」が見えることで、スライドの内容が意図せず漏れてしまう、またはプレゼン中に気が散る原因になることもあります。

「次のスライド」の表示をオフにする方法を知りたいと考えていませんか?

実は、パワーポイントの設定を少し変更するだけで、簡単にこの機能を無効にできます。

結論を先に言うと、以下の「発表者ツールを使用する」のチェックを外すこと。

本記事では、プレゼンモードで「次のスライド」が表示される仕組みを解説し、それをオフにする具体的な手順を紹介します。

さらに、プレゼンをよりスムーズに進めるためのコツや、設定を変更した後に気をつけるべきポイントについても詳しく解説します。

パワーポイントを使いこなし、自分に最適なプレゼン環境を整えましょう。この記事を読めば、不要な表示をなくし、より集中できるプレゼンが実現できます!

目次

パワーポイントのプレゼンモードで「次のスライド」が表示される理由

① パワーポイントのプレゼンモードとは?

パワーポイントのプレゼンモードは、スライドを全画面表示にして視覚的なインパクトを強めるための機能です。通常の編集画面とは異なり、スライドショーとして表示され、発表者がスムーズにプレゼンを進められるよう設計されています。

プレゼンモードの主な特徴は、以下のとおりです。

  • スライドが全画面で表示されるため、余計なツールバーが見えない
  • アニメーションやトランジションが適用されるため、動きのあるスライドが作成できる
  • 発表者向けのツール(発表者ノートや次のスライドの表示)が利用できる

特にデュアルモニター環境では、聴衆には現在のスライドのみが表示され、発表者側の画面には「次のスライド」やメモが表示されます

こんな画面▼

この機能によりスムーズなプレゼンが可能になりますが、不要に感じる場合もあるでしょう。

② 「次のスライド」表示の仕組み

パワーポイントの発表者ツールは、プレゼンの進行をサポートするために設計された機能です。デュアルモニター環境では、以下のように画面が分かれます。

  • 聴衆用の画面:現在のスライドのみが全画面で表示される
  • 発表者用の画面:次のスライド、発表者ノート、経過時間などが表示される

この「次のスライド」表示は、発表者が次の内容を事前に確認しながらスムーズに進められるようにするためのものです。しかし、場合によっては不要な情報となるため、設定を変更して非表示にすることができます。

③ デフォルト設定で「次のスライド」が表示される理由

デフォルトでは、パワーポイントの「発表者ツールを使用する」設定がオンになっています。そのため、プレゼンモードにすると自動的に「次のスライド」が発表者用画面に表示されます。

この設定がオンになっている理由は、マイクロソフトが推奨する「スムーズなプレゼン」のためです。発表者がスライドの進行を把握しやすくなるメリットがありますが、不要な場合は設定をオフにすることで表示を防げます。

パワーポイントのプレゼンモードで次のスライドの表示(発表者ツール)をオフにする方法

① 発表者ツールを無効にする手順

「次のスライド」が表示される原因は、発表者ツールが有効になっているためです。発表者ツールを以下の手順で無効にしましょう。

設定手順

  1. パワーポイントを開く
  2. 「スライドショー」タブをクリック
  3. 「モニター」セクションを確認
  4. 「発表者ツールを使用する」のチェックを外す

この設定を適用すると、発表者ツールが無効になり、次のスライドが表示されなくなります。

引用元:Microsoft公式ページ

② スライドショーの設定を変更する方法

スライドショー設定を変更することで、意図せず「次のスライド」が表示されるのを防ぐことができます。

設定手順

  1. 「スライドショー」タブを開く
  2. 「スライドショーの設定」をクリック
  3. 「個人用表示(ウィンドウ表示)」を選択する

この設定にすると、スライドショーが全画面表示ではなくウィンドウ内で行われるため、「次のスライド」の表示を防げます。

プレゼン中に「次のスライド」が見えないようにする工夫

① 発表者ツールを使わずにプレゼンする方法

発表者ツールを無効にすると、「次のスライド」が表示されることはありません。ただし、発表者ノートやタイマーも使えなくなるため、代替手段を用意する必要があります。

発表者ツールなしでスムーズにプレゼンするコツ

  • スライドの流れを事前に把握する(台本や進行表を準備する)
  • 紙に発表者ノートを印刷する(話す内容をメモしておく)
  • タイマーを別のデバイスで管理する(スマートフォンのストップウォッチなどを活用)

この方法を使えば、「次のスライド」表示を完全にオフにしつつ、スムーズにプレゼンを進められます。

② デュアルモニター環境での設定方法

デュアルモニター環境では、スライドの表示方法を工夫することで「次のスライド」を非表示にできます。

デュアルモニターで「次のスライド」を表示しない方法

  1. パワーポイントの「スライドショー」タブを開く
  2. 「モニター」設定を「プライマリモニターのみに表示」にする
  3. 「発表者ツールを使用する」のチェックを外す

この設定を適用すれば、発表者画面にも聴衆と同じスライドのみが表示されるため、「次のスライド」を見せたくない場合に便利です。

③ スライド切り替えを手動にするメリット

パワーポイントでは、スライドの自動切り替えを設定できますが、プレゼン中に意図しないタイミングでスライドが進むリスクがあります。そのため、手動で切り替える設定にすると、より自由度の高いプレゼンが可能になります。

手動切り替えのメリット

  • 話の流れに合わせてスライドを進められる(聴衆の反応を見ながら調整できる)
  • 誤ったスライドが表示されるリスクを減らせる(自分のタイミングで操作可能)
  • リモートクリックデバイスを活用しやすい(ワイヤレスリモコンで自由に操作できる)

手動切り替えを活用すれば、不要なスライド表示を防ぎつつ、スムーズなプレゼンが可能になります。

パワーポイントのプレゼンモードをより快適に使うための設定

① プレゼンの邪魔にならないスライドショー設定

プレゼン中に余計な情報が表示されると、聴衆の集中が途切れてしまう可能性があります。そのため、スライドショーの設定を見直し、プレゼンの邪魔にならない環境を整えることが重要です。

快適なスライドショーの設定ポイント

  • 「発表者ツールを使用する」のチェックを外す(次のスライドを非表示にする)
  • スライドショーを「個人用表示」にする(ウィンドウ内でスライドを進行する)
  • 余計なアニメーションを削減する(スライドの切り替えをスムーズにする)

これらの設定を適用すれば、より集中しやすいプレゼン環境が整います。

② ショートカットキーを活用する方法

プレゼン中にスムーズな操作を行うためには、ショートカットキーを活用すると便利です。

ショートカットキー機能
N または 次のスライドへ進む
P または 前のスライドに戻る
B画面を黒くする(聴衆の注意を話者に向けるのに便利)
W画面を白くする
Escスライドショーを終了する

これらのキーを覚えておくことで、よりスムーズにスライドを進められます。

③ プレゼンに最適な画面レイアウトとは?

プレゼンの画面レイアウトを適切に設定すると、より分かりやすく情報を伝えられます。以下のポイントを意識すると効果的です。

  • シンプルなデザインを選ぶ(装飾が多すぎると情報が伝わりにくくなる)
  • フォントサイズを大きくする(遠くからでも読みやすい文字サイズを選ぶ)
  • 色のコントラストを意識する(背景色と文字色の組み合わせに注意する)

このように、視認性を高める工夫をすることで、より効果的なプレゼンを実現できます。

「次のスライド」表示をオフにした後の注意点

① スライドの切り替えミスを防ぐ方法

「次のスライド」表示をオフにすると、スライドの進行を完全に手動で管理する必要があります。誤って次のスライドへ進んでしまうリスクを減らすため、以下の対策をとりましょう。

  • プレゼンの流れを事前に確認する(スライドの順番を間違えないようにする)
  • スライド番号を覚えておく(特定のスライドにすぐ移動できるようにする)
  • クリックでのみスライドが進む設定にする(誤操作を防ぐ)

② プレゼンのスムーズな進行を保つコツ

スムーズな進行を保つためには、スライドの切り替えタイミングや話し方にも注意が必要です。

スムーズな進行のためのポイント:

  • 話の区切りでスライドを進める(適切なタイミングで切り替える)
  • リモートクリックを活用する(マウスの操作を減らし、スムーズに進める)
  • スライドの内容を簡潔にする(情報量が多すぎると話が長くなる)

③ 事前リハーサルの重要性

プレゼンを成功させるためには、事前リハーサルが不可欠です。リハーサルを行うことで、以下の点を確認できます。

  • スライドの流れがスムーズかどうか
  • スライド切り替え時に違和感がないか
  • 発表時間が適切かどうか

本番前に必ず通しでリハーサルを行い、スライドの進行を確認しましょう。

まとめ|パワーポイントのプレゼンモードで「次のスライド」表示をオフにする方法

パワーポイントのプレゼンモードでは、デフォルトで「次のスライド」が発表者用画面に表示されますが、設定を変更することでオフにすることが可能です。

この記事では、その方法や注意点を詳しく解説しました。以下に重要なポイントをまとめます。

  • プレゼンモードでは、デフォルトで「次のスライド」が表示される設定になっている。
  • 「次のスライド」をオフにするには、発表者ツールを無効にする設定を変更する必要がある。
  • モニター設定で「プライマリモニターのみに表示」にすることで、発表者用画面をシンプルにできる。
  • スライドショーの設定を「個人用表示(ウィンドウ表示)」にすると、意図しないスライド表示を防げる。
  • プレゼンのスムーズな進行のために、リモートクリックやショートカットキーを活用すると便利。
  • 事前リハーサルを行い、スライドの流れを確認することで、切り替えミスを防げる。

設定を適切に変更し、事前の準備をしっかり行うことで、よりスムーズで快適なプレゼンが可能になります。

プレゼンのクオリティを向上させるためにも、今回紹介した方法をぜひ実践してみてください。

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