「タスク管理がどうも苦手…。なので、残業が増えたり、しめ切りを過ぎたり…。タスク管理アプリでTrelloがいいと聞いたので試してみたい。使い方を教えてください。」
本記事ではそんな疑問にお答えします。
仕事においては「タスク管理」って大事ですよね?
私の会社でも、タスク管理がうまい人は、成果をバッチリ出してます。対して、仕事で成果を出せない人は、タスク管理がいいかげん…。
ではどうすればタスク管理がうまくいくのか?
答えは、秀逸なタスク管理ツールを選び、それを毎日使うこと。
じゃ秀逸なタスク管理ツールって何?と聞かれたら、「無料なら、Trello(トレロ)がNo1」と答えます。
本記事では、そんなTrelloの使い方を初心者向けにわかりやすく解説しました。生産性を上げたい方は、ぜひご覧ください。
Trello(トレロ)とは?
Trelloとは、タスク管理をスムーズに行えるWebアプリです。
考え方のベースはトヨタのカンバン方式で、見た目がふせんのタスクを掲示板に貼っていきます。実際のアプリ画面をご覧ください。
タスクに手をつけたら「ToDo」から「作業中」に移し、完全に終わったら「完了」に移す。
そんな感じで、進捗にあわせてタスクをどんどん移動させていくわけです。
タスクの移動はドラッグ&ドロップでカンタン! まるでふせんを手で移すみたいで直感的。
GoogleやCostcoを始め、世界で百万を超えるチームに愛用されてます(※Trello公式サイトより)。
Trelloの料金は?
無料で使えます。しかも1人で使っても100人で使っても全員無料!
ほとんどの方は、この無料版でじゅうぶん。私も無料版を使ってますよ(^^)/
なお有料版では、「ボードを無制限に使用」「高度なチェックリスト」といった機能を使えます。料金はこちら。
料金プラン | 1ユーザーの月額料金 |
---|---|
スタンダード | 5ドル |
プレミアム | 10ドル |
エンタープライズ | 要問い合わせ |
※無料版と有料版の違いを詳しく知りたい方は、公式サイトの料金プラン比較をご覧ください。
Trelloの対応OSは?
MacやWindows、iOS、Androidのいずれにも対応してます。
補足:GTD理論
さきほど、Trelloはトヨタのカンバン方式がベースといいましたが、専門用語でいうと、「GTD理論」をベースとしています。
※GTDとはGetting Things Doneの略称で、「ナレッジワーカー(知識労働者ないし頭脳労働者)の仕事術」と呼ばれるもの。
心理的な負担を減らしながら生産性を上げることを主眼としていて、収集→処理→整理→見直し→実行、という5つのステップを行うのが特徴(引用:wikipedia)。
「TrelloはGTD理論だからおすすめだよ!」と言えればカッコいいので、覚えておきましょう笑。
Trello(トレロ)の口コミ・評判は?
続いては、Trelloの口コミ・評判を紹介します。
先ほどから「Trelloはおすすめだよ」と繰り返してますが、「ホントなの?」と半信半疑の方はいませんか?
そんな方向けに、有名な方による推薦動画を2つご用意しました。
この動画をご覧になれば、「今すぐTrelloを使ってみたい!」という気になるでしょう。
口コミ動画①:マコなり社長
株式会社divを運営するマコなり社長の動画をご覧ください。
口コミ動画②:マナブさん
月に数百万を稼ぐ、フリーランスのマナブさんの動画をご覧ください。
上記のとおり。
Trelloの良さはこれ以上語る必要はありませんね。笑
Trelloのデメリットは?
デメリットはほとんどないといっても過言ではありません。
あえていえば、先ほどマコなり社長の動画にあったように、「凝りすぎないこと」ですね。
以上、Trelloの口コミ・評判でした。
Trello(トレロ)の導入手順
続いては、Trelloの導入手順を解説します。
Trelloの導入手順は以下の4ステップ。
- 手順①:アカウントの作成
- 手順②:ワークスペースの作成
- 手順③:メール確認&パスワード作成
- 手順④:ボードの作成
順に見ていきます。
Trello導入手順①:アカウントの作成
Trelloはクラウドサービスでして、あなたのアカウントを作成・登録して使います(インストールは不要)。
まず、Trelloの公式サイトにアクセスしましょう。
» Trelloの公式サイトへ
メールアドレスを入力して、[アカウント作成-無料です]をクリックします。
名前を入力して[サインアップ]をクリックします。
※[Googleで続行]や[Microsoftで続行]を選んでもOK。
※もし、「xxxのタイルを選んでください」みたいなチェック画面がでてきたら、それに従ってください。
Trello導入手順②:ワークスペースの作成
続いては、ワークスペースの作成です。
ワークスペースの欄に、適当な名前を入力します(後で変更OK)。他メンバーの登録は後でできるので空白のままでOK。最後に[続行]をクリックします。
無料版として使うなら、[Trelloを使用する]をクリックします。
こんな画面が表示されたら、ワークスペースの作成は完了です。
Trello導入手順③:メール確認&パスワード作成
もしワークスペースの上部に「メールアドレスを確認してください」のメッセージが出てるなら、以下の作業を行います(出てないなら手順④へ)
先ほど登録したメールアドレスへの通知を開きましょう。メール本文内にある[メールアドレスを認証]をクリックします。
パスワードを作成して、[サインアップ]をクリックすれば、アカウント登録は完了です。
さきほどのワークスペースに戻ってページを更新(リロード)しましょう。もし「ページが見つかりません」と表示されたら再度ログインしてください。※ページを閉じてしまった方はTrello公式サイトからどうぞ。
ログインが成功すると、再び以下のページが表示されます。※今度は「メールアドレスを確認して」というメッセージは消えてますね。
Trello導入手順④:ボードの作成
ワークスペースを作った後は、ボードの作成です。
ワークスペースとボードの関係は以下のとおり。
上記のように、ワークスペースの中にボードを何個でも作れます。よって、仕事のジャンルごと、あるいはメンバごとに、ボードを分けることも可能です。
ただし、ボードを分けるとボードの切り替えがわりと面倒…。
よって、ボードは基本1つで、増やしすぎないのがおすすめ。
それに、「絞り込み検索」を使えばラベルやメンバごとのフィルタも簡単にできますから。
前置きが長くなりましたが、ボードを作ってみましょう。
以下の画面で、[ボードを作成してみる]をクリックしてください。
お好きな背景画面を選び、お好きなボードタイトルを入力し(いずれも後で変更OK)、[作成]をクリックします。
すると、以下のような画面が表示されます。
以上で、Trello(トレロ)の導入は完了です。
Trello(トレロ)の初期設定
導入が完了したところで、続いては、Trello(トレロ)の初期設定方法を解説します。
Trello(トレロ)の初期設定では、以下2つの設定を行います。
- メンバー追加
- 公開範囲
順に見ていきます。
Trello初期設定①:メンバー追加
チームでTrelloを使う場合は、あなた以外のメンバーの設定をします(※個人で使う場合は、設定②へスキップ)。
画面左上にある [>]マークをクリックします。
すると左メニューが登場するので、[メンバー]をクリックします。
今はあなただけがメンバーとなってるはず。チームメンバーをTrelloに追加する場合は、[ワークスペースメンバーを招待]をクリックします。
追加するメンバのメールアドレスを入力し、[ワークスペースに追加]をクリックします。
すると、チームのメンバーが追加されます。
同様の手順をくり返して、チームメンバーを全員登録しましょう。
追加されたメンバーには通知がいきます。そしてワークスペースにアクセスできるようになります。
ボードにメンバーを追加する
ワークスペースの中のボードに対してメンバーを追加するなら、ボードの上部メニューにある[招待]をクリックして、メンバーのメールアドレスを入力します。
すると、ボードに対してピンポイントでメンバーを追加できます。
なお、冒頭にお伝えしたとおり、何人登録しても全員無料ですのでご安心を。
Trello初期設定②:公開範囲
もうひとつの初期設定は公開範囲です。
さきほどに続き、今度は[設定]のタブをクリックしてください。ここでワークスペースの公開範囲を設定します。
デフォルトは[非公開]。もし誰でも見れるようにしたいなら[変更]ボタンをクリックし、[公開]に変えてください。
以上、Trello(トレロ)の初期設定でした。
Trello(トレロ)の基本的な使い方
続いては、Trello(トレロ)の基本的な使い方を解説します。
Trelloの使い方で最低限マスターすべきは、以下の5つ。
- カードの追加、修正、移動
- カードの削除
- リストの追加、修正、移動
- リストの削除
- カードをメンバに割りふる
順に見ていきます。
Trelloの使い方①:カードの追加、修正、移動
まずはカードの使い方から覚えましょう。
このカードの使い方がいちばん大事です。といっても、使い方はいたってカンタンですのでご安心を。
カードとは、タスクに相当するもの。カードを作ったり移動したりが、タスク管理をするってこと。
カードの追加
ToDoリストの中にある[+カードを追加]をクリックします。
赤枠内にタスクの概要を入力し、Enterキーを押す、あるいは[カードを追加]をクリックします。
すると、カード(タスク)が追加されます。
こんな感じ。カンタンでしょ?
カードの修正
いったん作成したカードを修正する場合は、そのカードにカーソルをあてます。すると、右端にえんぴつマークが表示されるので、クリックします。
以下のような画面になるので、赤枠内のテキストを追記修正します。終わったら、Enterキーを押す、もしくは[保存]をクリックします。
カードの移動
Trelloのタスク管理は、GTD理論でして、カードを進捗に応じて移動させていくのが特徴です。
作成したカードに着手したら、「ToDo」から「作業中」へと移動させます。カードを移動させる方法は、ドラッグ&ドロップでカンタン!
すると、カードが「作業中」へと移動します。
このカードをやり終えたら、「作業中」から「完了」へと移動させます。
こんな感じで、進捗にあわせてカードを移動させていくのがTrelloのタスク管理方法。わかりやすいですよね?
もちろんカードが1枚であれば、わざわざTrelloを使うまでもありません。
ですけど、実際の仕事ならカードの数はこんなもんじゃないですよね?ましてやチーム運営となると、数も増えるし、進捗もさまざま。
だからこそTrelloでタスク管理! カード(タスク)の状態がひと目でわかるので、生産性がぐっと上がります。
参考:カードを縦に移動させる
優先度の高いカードほど上に置くのがおすすめの使い方。仕事順で迷わないし、優先度も明らかになるから。
Trelloの使い方②:カードの削除
続いては、カードを削除する方法です。
カードを作ったものの不要になり、カードを削除したいときもあるでしょう。
こんなときは「アーカイブ」します。
アーカイブをするには、そのカードにカーソルをあてて、右端に表示されたえんぴつマークをクリックします。
表示されたメニューの中から[アーカイブ]をクリックします。
すると、リストからカードが削除されます。
※「アーカイブより削除の方がわかりやすいのに…」と思うかもしれませんが、ここは慣れてください汗。
Trelloの使い方③:リストの追加、修正、移動
続いては、リストの使い方を覚えましょう。
リストとは、カードを格納する箱。
最初の設定では、
- ToDo
- 作業中
- 完了
の3つですけど、お好きなように変更してください。
リストの追加
リストを追加する場合は、[+もう1つリストを追加]をクリックし、お好きな名前を入力するだけ。
“誰かのアクション待ち”という状態を示すために、「待ち」というリストを作ったりする事例も多いです。
リストの修正
リストのタイトルを変えるなら、タイトル部分をクリックして、書き換えるだけ。
リストの移動
リストを移動したいときは、リスト上部をドラッグ&ドロップするだけ。
例として、「待ち中」のリストを「完了」より左に移動してみました。
Trelloの使い方④:リストの削除
続いては、リストを削除する方法です。
リストを作ったものの不要になり、リストを削除したくなるときもあるでしょう。
こんなときは、リストを「アーカイブ」します。
アーカイブをするには、リストの右上の[…]をクリックし、メニュー内の[このリストをアーカイブ]を選びます。
すると、リストごと削除されます。
Trelloの使い方⑤:カードをメンバーに割りふる
チームでTrelloを使うなら、カードが誰のものかを明示しないと困りますよね?
というわけで、カードをメンバーに割りふる方法を最後に解説します。
先ほど紹介した初期設定で、チームにはメンバーが2人登録されているとします。
以下の2つカード(タスク)を、それぞれ別のメンバーに割りふってみましょう。
まずカードにカーソルをあて、右端に表示されたえんぴつマークをクリックします。表示されたメニューの中から、[メンバーを変更]を選び、割りあてたいメンバーを選びます。
このカードをあなたに割りあてると、カードにあなたのアイコンが表示されます。
同様の手順で、もうひとつのカードは他のメンバーに割りあててみましょう。するとこちらのカードには、他のメンバーのアイコンが表示されます。
こんな感じで、ボード上のカードをメンバーに割りあてれば、タスクが誰のものか一目瞭然!
チームでTrelloを使うなら、ぜひ活用してください。
参考:Trelloをスマホアプリで使う方法
Trelloを仕事で使うなら、基本はPCで使うでしょう(MacでもWindowsでもOK)。
ただし、Trelloをスマホで使いたいという方もいますよね? そんなときは、以下のアプリをスマホにインストールしてお使いください。
Trelloのデータはクラウドに保存されているので、複数デバイスの同期もバッチリです。
以上、Trelloの基本的な使い方でした。
Trello(トレロ)を使うときの注意点
最後にTrelloを使うときの注意点を紹介します。
その注意点とは以下の2つ。
- カードを細かく分けすぎない
- 完了したリストを削除しない
順に見ていきます。
注意点①:カードを細かく分けすぎない
Trelloを使うときの注意点は、カードを細かく分けすぎないこと。
あれもこれもやんなきゃと、カードをやたらめったら作る人がいますけど、収集つかなくなるのがオチ…。
おすすめなのは、1つのカードは1時間を目安にすること。1時間くらいですむ分量のタスクを1枚にカードに書くってこと。
そうすると、見やすさを維持できるだけでなく、タスク完了までの時間を予測できるメリットも生まれます。
例えば「今日やるべきカードは5枚あるから、だいたい5時間で終わるな」とか。
注意点②:完了したリストを削除しない
Trelloを使うときの注意点2は、完了したリストを削除しないこと。
「完了したタスクだから別に削除してもいいのでは?」と思うかもしれません。
たしかに削除しても直近は支障ありません。
でもリストを削除せずに残したほうが、生産性を確認できるので、長い目で見ればおすすめ。
具体的には、完了のリストは1週間ごとに分けて残しましょう。そうすれば、あなたやチームの生産性を可視化できます。
もし生産性が上がってないなら、原因と施策を考えてみる。
そんな風にTrelloを使えば、ますます生産性は向上していくでしょう。
まとめ:Trelloを使えば生産性はバク上がり!
今回は、タスク管理アプリTrello(トレロ)の使い方を解説しました。
GTD理論にもとづいたTrelloを使えば、タスクを可視化し、生産性を上げれます。
おまけに見た目もシンプルで操作性も簡単。データはクラウド上に保存されるので、1人での利用はもちろん、チームでの利用も可能です。
おまけに何人で使っても料金は無料!
タスク管理アプリは数あれど、やっぱりTrello(トレロ)がベストです。
ぜひ今日から使ってみてください。